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500冊以上読んだ私が勧める!十津川警部シリーズおすすめランキングベスト10!

十津川警部シリーズおすすめランキングベスト10十津川警部シリーズの研究

1973年刊行の「赤い帆船」以降、数多くの作品と名作を生みだし続けてきた十津川警部シリーズ。このシリーズの中で最も面白い、最もおすすめしたい作品を10作選ぶとしたら何か?これは人によって意見が分かれると思います。

そこで今回は、十津川警部シリーズを500作品以上読んだ私が思う、おすすめ作品ランキングベスト10を紹介します。

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10位:北への逃亡者

私の評価4.5

初犯発行日 2006年5月25日

<あらすじ>
話題の超高層ホテルの開業日当日、客室のシャワールームで寺西由香里が殺された。由香里は、ホテルを設計した建築家・真田健一郎の秘書。第一発見者は、真田の弟子で由香里の恋人である小野寺誠。が、小野寺は行方をくらましたのだ!平泉、花巻、田沢湖……東北地方を逃げ回る小野寺。三田村と北条早苗二人の刑事の追跡。小野寺と捜査本部にかかる謎の電話の目的は?

実質的な主人公が十津川警部ではなく、逃亡している若手建築家と逃亡を助ける女性弁護士という珍しい作品。追われる側の視点と追う側の視点の双方から事件を俯瞰できる。二つの視点がぶつかるクライマックスシーンの緊張感は必見!

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「北への逃亡者」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部シリーズ「北への逃亡者」の感想レビュー、舞台、あらすじ、登場人物について紹介しています。

9位:私が愛した高山本線

私の評価4.5

初犯発行日 2013年6月10日

<あらすじ>
最初に殺されたのは、失踪した姪の行方を捜して欲しいと探偵事務所に依頼してきた建設会社の社長だった。しかし、その依頼を受けて捜索に当たっていた女性探偵もビルから突き落とされて殺された。不可解な連続殺人事件の背後に見え隠れするのは、野望と欲望が渦巻く、血なまぐさい男たちの戦いの世界だった!

2010年代の十津川警部シリーズ最高傑作だと思っています。緊迫感とスピード感、高山の美しい景観と旅情、人間ドラマ、ロジカルな推理、納得感のある結末。ラストのお祭りシーンの豊かな表現は、感動的です。

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「私が愛した高山本線」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部「私が愛した高山本線」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

8位:寝台特急殺人事件

私の評価4.5

初犯発行日 1978年10月30日

<あらすじ>
寝台特急列車の人気の秘密を探るため、週刊誌記者の青木は東京駅発下り<はやぶさ>に乗り込む。彼は個室寝台で隣室の”薄茶のコートの女”を取材し写真に撮るが、そのフィルムを何者かに抜きとられてしまう。翌日、東京の多摩川にその女の水死体が浮かんだ。彼女をそこまで運んだ方法は?

十津川警部シリーズで最も有名な作品であり、トレインミステリーの時代を決定づけた金字塔的な作品。寝台特急という究極の密室の中で繰り広げられる犯行と推理。手に汗握る緊張感はたまりません。

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「寝台特急殺人事件」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部「寝台特急殺人事件」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

7位:十津川警部 ロマンの死、銀山温泉

私の評価4.5

初犯発行日 2002年5月25日

<あらすじ>
N金融江戸川支店強盗事件、幼児誘拐事件、そして、社長愛人宅に押し入った男女二人組ー。一人二百万円と、強奪金額を決めたストイックな事件が連続した。捜査を始めた十津川は、若い男女七人のグループ「ロマンの残党」の存在をつかむ。社会から落ちこぼれた彼らは、自らの人生の再生をはかるために、東京を脱出し、大正ロマンの香りただよう銀山温泉に、新しい生活の拠点を作ろうとしていた。そんなさなかに、N金融事件の実行犯・長谷川秀の死体が荒川沿いの空き地で発見された。闇の組織も、彼らを追っているのだ。しかし、なぜ?事件は、捜査陣の予想を超えて、大きく動き始めた!

現代社会から”脱落した”若者たちが、東京を脱出し銀山温泉で再起をはかる過程で起きた哀しい殺人事件。再チャレンジが難しい現代社会の闇と、逃げ場のない若者たちの絶望に深く切り込んだ社会派的な要素をもった作品です。理想郷を作ろうと行動する若者たちに共感し好意を抱きながらも、職務として逮捕せざるを得ない十津川警部の苦悩。感情が揺さぶられ、深く考えさせられる作品です。

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十津川警部「ロマンの死、銀山温泉」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部シリーズ「ロマンの死、銀山温泉」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

6位:消えた乗組員

私の評価4.5

初犯発行日 1976年5月20日

<あらすじ>
「魔の海」と恐れられる小笠原諸島沖で、行方を絶っていた大型クルーザーが発見された。船には九名が乗っていたはずだが、船内は無人で荒らされた様子もなかった。用意された人数分の朝食と不気味に切り刻まれた後方マスト…。やがてクルーザーを発見したヨットマンたちが、次々と変死をとげていく。

十津川警部シリーズ初期の代表作。壮大でロマンあふれる海洋ミステリーです。現代の幽霊船「マリー・セレスト号」に仕立てた作品であり、圧倒的な熱量で描かれる海の世界を堪能できます。

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「消えた乗組員」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部「消えた乗組員」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

5位:十和田南へ 殺意の旅

私の評価4.7

初犯発行日 1989年1月30日

<あらすじ>
「保険金をかけて姉を殺した古木保男ふるきやすおに復讐する」との手紙を残し、井関いぜきゆきは十和田へ向かった。後日、ゆきの自首により所轄署は湖畔のペンションで古木の死体を発見するが、解剖の結果、被害者は前夜のうちに何者かに殺害されていたことが判明する。十津川警部は古木の身辺から殺人動機を持つ三人の男女を割り出し、錯綜する事件の謎に挑む!!

1980年代の名作の一つと言われている作品。一人の女性の印象が前半と後半でまったく異なったものになってしまう、心理トリックが炸裂します。純粋かつ清楚で、正義感あふれる人物が、冷酷かつ狡猾で、欲深く、悪意に満ち溢れた人物に変わっていく姿は圧巻です。十和田湖周辺の自然描写も秀逸!

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「十和田南へ殺意の旅」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の「十和田南へ殺意の旅」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

4位:七人の証人

私の評価4.9

初犯発行日 1977年5月25日

<あらすじ>
十津川警部は帰宅途中を襲われ、不覚にも誘拐された。彼が気付いたときには、彼は奇怪な無人島にいた。しかもそこには、ある町の一部分がそっくり再現されていたのだ。次々建物から現れる人間は、皆或る事件の目撃者、そしてやがて展開される狂気のシーン。

十津川警部シリーズでは唯一といっていい、無人島が舞台のミステリーです。無人島に集められた7人が一人ひとり殺されていき、十津川は真犯人を探り当てていきます。得体の知れない恐怖、犯人との心理戦にゾクゾク。序盤から物語の世界観に入りこみ、あっという間に読了してしまいました。本作を最高傑作に挙げる人もいるほどの作品です。

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「七人の証人」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部「七人の証人」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

3位:終着駅殺人事件

私の評価5.0

初犯発行日 1980年7月20日

<あらすじ>
青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急ブルートレイン「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。しかし、上野駅構内で第一の殺人。その後、次々に仲間が殺されていく―。上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始するが……。

累計発行部数160万部を突破し、日本推理作家協会賞を受賞した、トレインミステリーの決定版と呼ばれる名作。全体最適が部分最適にならない、推理のジレンマという大技トリックや、密室トリック、時刻表トリック、ダイイングメッセージの謎といった小技トリックもふんだんに使われ、ミステリー上級者も初級者も楽しめる作品です。トラベルミステリーらしい旅情や哀愁も描かれた、完璧なミステリー。本作を「十津川警部シリーズの最高傑作」と挙げる人が最も多い作品でもあります。

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「終着駅殺人事件」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部「終着駅殺人事件」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

2位:札幌着23時25分

 

私の評価5.0

初犯発行日 1983年11月25日

<あらすじ>
十津川警部は、暴力団組長の殺人罪を立証する重要な証人を、札幌地裁に護送することになった。タイムリミットは、深夜零時!組員たちは、悪徳弁護士佐伯の指示に従い、証人の暗殺を狙う。折からの航空ストのため、東京から札幌へは、乗り継ぎが必要となる。東北新幹線、在来線、青函連絡船、車、チャーター機ー追われる側となった十津川と佐伯の虚々実々の攻防!

普段は追う側の十津川警部が、追われる側の立場になった珍しい作品。東京から札幌までの18時間の逃亡劇を描いたノンストップアクションミステリーです。始まりから終わりまで一瞬たりとも気が抜けない緊張感。まるでアクション映画を観ているような錯覚を覚えます。札幌駅前の激しい銃撃戦は圧巻。

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「札幌着23時25分」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部シリーズ「札幌着23時25分」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

1位:北帰行殺人事件

私の評価5.0

初犯発行日 1981年12月10日

<あらすじ>
夜行列車「ゆうづる13号」と青函連絡船「津軽丸」内で惨殺された二人の男はともに裸で後ろ手に縛られ、「死ね」と口紅のメッセージが残されていた。容疑者として浮かんだのは、警視庁・橋本刑事。部下思いの十津川警部は急遽、北海道へ飛んだ。そして、第三、第四の猟奇惨殺事件が……!

十津川警部シリーズ史上、私がもっとも感動した作品です。シリーズではお馴染みの私立探偵・橋本豊が、なぜ刑事を辞めなければならなかったのか?その原因となった事件の一部始終が描かれています。婚約者を死に追いやられ、怒り、嘆き、悲しみにくれる橋本と、殺人容疑がかけられた部下の無実を最後まで信じた十津川。ふたりの思いが交錯したとき、大どんでん返しが起こります。十津川警部史上、もっとも美しいとの呼び声が高い、感動のラストシーンも必読です。

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「北帰行殺人事件」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物
西村京太郎先生の十津川警部「北帰行殺人事件」の感想レビュー、舞台、登場人物、あらすじについて紹介しています。

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