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「極楽行最終列車」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物

極楽行最終列車小説

初版発行日 1987年11月30日
発行出版社 文藝春秋
スタイル 短編集

私の評価 3.8

POINT】
十津川警部の名場面四篇!

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あらすじ

1.死への旅「奥羽本線」

短編集「裏切りの中央本線」に収録。下記を参照↓↓

→「裏切りの中央本線

2.18時24分東京発の女

短編集「特急「ゆうづる3号」の証言」に収録。下記を参照↓↓

→「特急「ゆうづる3号」の証言

3.お座敷列車殺人事件

短編集「郷愁のミステリー・レイルロード」に収録。下記を参照↓↓

→「郷愁のミステリー・レイルロード

4.極楽行最終列車

上野発の急行「妙高」に乗りこんだ奇妙な男女。彼らに向けてシャッターをきったカメラマンは善光寺の戒壇めぐりの回廊で襲われ、フィルムを抜きとられた。一方、終点に着いた列車からは女性の絞殺体が発見された。一連の事件の背景には新興宗教団体の不気味な影が…

小説に登場した舞台

1.死への旅「奥羽本線」

短編集「裏切りの中央本線」に収録。下記を参照↓↓

→「裏切りの中央本線

2.18時24分東京発の女

短編集「特急「ゆうづる3号」の証言」に収録。下記を参照↓↓

→「特急「ゆうづる3号」の証言

3.お座敷列車殺人事件

短編集「郷愁のミステリー・レイルロード」に収録。下記を参照↓↓

→「郷愁のミステリー・レイルロード

4.極楽行最終列車

  • 新宿駅(東京都新宿区)
  • 上野駅(東京都台東区)
  • 急行「妙高」
  • 軽井沢駅(長野県・軽井沢町)
  • 長野駅(長野県長野市)
  • 善光寺下駅(長野県長野市)
  • 善光寺(長野県長野市)
  • 湯田中温泉(長野県・山ノ内町)

登場人物

1.死への旅「奥羽本線」

短編集「裏切りの中央本線」に収録。下記を参照↓↓

→「裏切りの中央本線

2.18時24分東京発の女

短編集「特急「ゆうづる3号」の証言」に収録。下記を参照↓↓

→「特急「ゆうづる3号」の証言

3.お座敷列車殺人事件

短編集「郷愁のミステリー・レイルロード」に収録。下記を参照↓↓

→「郷愁のミステリー・レイルロード

4.極楽行最終列車

  • 十津川省三:
    警視庁捜査一課の警部。主人公。
  • 亀井定雄:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。
  • 西本明:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 清水新一:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 松木:
    新潟県警の警部。
  • 小田:
    西本刑事の大学時代の友人。カメラマン。
  • 野中ひろ子:
    28歳。銀座のクラブ「よしの」のホステス。2年前まで新興宗教「光の兆」で経理の仕事をしていた。急行「妙高」の車内で何者かに殺害された。
  • 白井秀明:
    新興宗教「光の兆」の教祖。
  • 尾高:
    新興宗教「光の兆」の事務長。
  • 鈴木晋一郎:
    62歳。新興宗教「光の兆」の元事務長。調布市深大寺に在住。自宅近くの雑木林で死体となって発見された。
  • 鈴木みどり:
    鈴木晋一郎の娘。
  • 井上悟:
    45歳。横浜にある本屋の店主。以前、新興宗教「光の兆」で働いていた。
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感想

本作は4つの作品を収録した短編集である。

いずれも、切れ味するどい秀作であるが、1つ挙げるなら、表題作の「極楽行最終列車」だろう。新興宗教と横領事件が背景にある殺人事件で、急行「妙高」の停車時間を利用した時刻表トリックが見事に炸裂した作品であった。

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