初版発行日 2007年6月30日
発行出版社 徳間書店
スタイル 短編集
私の評価
大都会の闇に挑む十津川警部の傑作推理集!
あらすじ
1.夜が殺意を運ぶ
帰宅途中、女性が猫をひき逃げするのを目撃した十津川。翌日テレビに出ていたデザイナー・林田ひろ子が昨夜の女性だと知る。そこへ多摩川で死体発見の報が。被害者は銀座のクラブママ。スポンサーの不動産会社社長が疑われるがアリバイは成立。だが彼の女性関係を調べていくうち、ひろ子の名前が浮上し…。
2.警官嫌い
短編集「十津川警部の試練」に収録。下記を参照↓↓
→「十津川警部の試練」
3.No.200の女
短編集「北陸の海に消えた女」に収録。下記を参照↓↓
→「北陸の海に消えた女」
4.殺し屋Aの記録
短編集「下田情死行」に収録。下記を参照↓↓
→「下田情死行」
5.週末の殺意
短編集「河津・天城 連続殺人事件」に収録。下記を参照↓↓
→「河津・天城 連続殺人事件」
小説に登場した舞台
1.夜が殺意を運ぶ
- 和泉多摩川(東京都狛江市)
2.警官嫌い
短編集「十津川警部の試練」に収録。下記を参照↓↓
→「十津川警部の試練」
3.No.200の女
短編集「北陸の海に消えた女」に収録。下記を参照↓↓
→「北陸の海に消えた女」
4.殺し屋Aの記録
短編集「下田情死行」に収録。下記を参照↓↓
→「下田情死行」
5.週末の殺意
短編集「河津・天城 連続殺人事件」に収録。下記を参照↓↓
→「河津・天城 連続殺人事件」
登場人物
1.夜が殺意を運ぶ
- 十津川省三:
警視庁捜査一課の警部。主人公。 - 亀井定雄:
警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。 - 西本明:
警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。 - 清水新一:
警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。 - 十津川直子:
十津川警部の妻。 - 林田ひろ子:
デザイナー。経堂に在住。奥多摩に停めてあった車の中で死体となって発見された。 - 玉木みどり:
銀座にあるクラブ「セラビ」のママ。元モデル。中野にあるマンションに在住。和泉多摩川の河原で死体となって発見された。 - 日野冴子:
四谷にある太陽モデルクラブの社長。 - 杉本ユカ:
銀座にあるクラブ「セラビ」のホステス。 - 石黒徹:
新宿西口にある不動産会社の社長。玉木みどりのパトロン。
2.警官嫌い
短編集「十津川警部の試練」に収録。下記を参照↓↓
→「十津川警部の試練」
3.No.200の女
短編集「北陸の海に消えた女」に収録。下記を参照↓↓
→「北陸の海に消えた女」
4.殺し屋Aの記録
短編集「下田情死行」に収録。下記を参照↓↓
→「下田情死行」
5.週末の殺意
短編集「河津・天城 連続殺人事件」に収録。下記を参照↓↓
→「河津・天城 連続殺人事件」
感想
本作は、東京を舞台にした5つの作品を収録した短編集である。
東京が舞台なので旅情はないかもしれないが、警視庁は東京の警察なので、東京が舞台になることは、ある意味当然なのである。
1作目の「夜が殺意を運ぶ」は、リズム感のよい作品で、犯人がAだと思わせながら、実はBだったというどんでん返しもしっかり起こって、読みやすい作品であった。
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