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「雲仙・長崎 殺意の旅」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物

雲仙・長崎 殺意の旅小説

初版発行日 1994年4月25日
発行出版社 実業之日本社
スタイル 長編

私の評価 3.8

POINT】
雲仙・長崎が舞台!旅情あふれるトラベル・ミステリー!
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あらすじ

温泉宿から行方不明になった男性客が、林中で芸者とともに死体で発見された。無理心中に見せかけた他殺で捜査が進む中、現場に花を手向けに、東京から来たという謎の美女が。さらに普賢岳の土石流跡から絞殺体が発見される!!被害者の東京での二重生活を探るうちに十津川警部は…。

小説の目次

  1. 雨の雲仙
  2. 雨の長崎
  3. 指紋
  4. 夫婦
  5. わずかな進展
  6. 新しい不安
  7. 最後の戦い

冒頭の文

七月十一日は、朝から、雨だった。それも、激しい雨足で、島原では、午後になって、普賢岳からの土石流が発生したと、発表した。

小説に登場した舞台

  • 雲仙温泉(長崎県雲仙市)
  • 長崎市街(長崎県長崎市)
  • 赤坂(東京都港区)
  • 出雲空港(島根県出雲市)
  • 宍道湖(島根県松江市)
  • 四ツ谷駅(東京都新宿区)

登場人物

警視庁捜査一課

  • 十津川省三:
    警視庁捜査一課の警部。主人公。
  • 亀井定雄:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。
  • 西本明:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 日下淳一:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 北条早苗:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 清水新一:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 三上刑事部長:
    刑事部長。十津川警部の上司。

警察関係者

  • 矢木:
    38歳。長崎県警の警部。
  • 広田:
    小浜警察署の刑事部長。
  • 吉田:
    小浜警察署の刑事。
  • 竹田:
    警視庁の警部。

事件関係者

  • 小柴克美:
    四谷三丁目のマンションに在住。雲仙の林の中で死体となって発見された。
  • 明美:
    雲仙温泉の芸者。本名は岩木明子。雲仙の林の中で死体となって発見された。
  • 中川ゆみ:
    小柴克美の女。
  • 川田晋:
    赤坂の高級マンションと三鷹市内のマンションに在住。長崎市内で死体となって発見された。
  • 戸村あき子:
    川田晋の恋人。
  • 水野寛:
    元Kデパートの重役。
  • 水野圭子:
    水野寛の妻。Kデパート副社長の娘。宍道湖で何者かに狙撃されて負傷する。
  • 水野要介:
    Kデパートの副社長。爆発で死亡した。
  • 浅井みどり:
    銀座にあるクラブ「プリンセス」のホステス。
  • なお子:
    銀座にあるクラブ「なお子」のママ。
  • 武藤:
    川田晋の仲間。元Kデパートの人事。爆発で死亡した。
  • 市村健二:
    38歳。元私立探偵。元Kデパートの社員。
  • 柏木:
    62歳。四谷にある探偵社Kの社長。
  • 青木:
    長崎市のタクシー運転手。
  • 井上:
    業界紙「パーソナルビジネス」の編集者。
  • 仲田:
    ヘリコプターの操縦士。
  • 加東:
    週刊Pの記者。
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感想

前半、雲仙や長崎の描写は、風情と旅情があふれていて、良かったと思う。

後半は一気に、サスペンスとアクションの割合が増えていった。デパートの中での激しい戦いや、ヘリコプターでの追跡、最後の爆発はド迫力だった。

願わくば、雲仙と長崎をもっと登場させてほしかったところである。

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