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十津川警部「欲望の街 東京」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物

欲望の街 東京小説

初版発行日 2009年5月31日
発行出版社 徳間書店
スタイル 短編集

私の評価 3.9

POINT】
1300万都民を守れ!十津川警部、ゆがめられた組織の闇を打ち砕く!
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あらすじ

1.十津川警部の苦悩

短編集「十津川警部 白浜へ飛ぶ」に収録。下記を参照↓↓

→「十津川警部 白浜へ飛ぶ

2.タイムカプセル奪取計画

「働かないで生きていきたい」ー同じ”志”をもって意気投合した若杉、原田、宮山ゆかりの3人は、東京都知事が埋めたタイムカプセルを掘り起こして、お金を強請る計画を思いつく。3人は東京万博記念碑の前に埋められたタイムカプセルを掘り出し、関係者に2億円の要求をする。が、関係者が次々と死体で発見され、3人は恐喝と殺人容疑で逮捕されてしまう。

3.心中プラス1

短編集「十津川警部の死闘」に収録。下記を参照↓↓

→「十津川警部の死闘

4.予告されていた殺人

住む作詞家・原口ゆかりが新宿西口にある自宅高級マンションで刺殺体となって発見された。現場を見た十津川警部は、近親者による怨恨殺人と判断した十津川警部は、被害者と交際していた作曲家・神野幸太郎と、不動産会社の社長・和田秀人を容疑者として捜査を進める。が、容疑者二人が相次いで死体となって発見される…。

小説に登場した舞台

1.十津川警部の苦悩

短編集「十津川警部 白浜へ飛ぶ」に収録。下記を参照↓↓

→「十津川警部 白浜へ飛ぶ

2.タイムカプセル奪取計画

  • 深大寺(東京都調布市)
  • 晴海埠頭(東京都中央区)
  • 蓮台寺温泉(静岡県下田市)

3.心中プラス1

短編集「十津川警部の死闘」に収録。下記を参照↓↓

→「十津川警部の死闘

4.予告されていた殺人

  • 大分空港(大分県国東市)
  • 御殿場(静岡県御殿場市)

登場人物

1.十津川警部の苦悩

短編集「十津川警部 白浜へ飛ぶ」に収録。下記を参照↓↓

→「十津川警部 白浜へ飛ぶ

2.タイムカプセル奪取計画

  • 十津川警部:
    警視庁捜査一課の警部。主人公。
  • 亀井定雄:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。
  • 西本明:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 日下淳一:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 三田村功:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 青木進:
    65歳。東京都知事。
  • 田川:
    東京都の元副知事。現在は東京衛生協会の役員。東京衛生協会のビルの下で死体となって発見された。
  • 安田:
    東京都知事の秘書課長。
  • 若杉:
    32歳。フリーター。
  • 原田:
    25歳。フリーター。
  • 小宮山ゆかり:
    26歳。フリーター。
  • 河井実:
    弁護士。
  • 柴田明:
    柴田インターナショナルの社長。
  • 安藤久:
    70歳。安藤建設の社長。深大寺の境内で死体となって発見された。

3.心中プラス1

短編集「十津川警部の死闘」に収録。下記を参照↓↓

→「十津川警部の死闘

4.予告されていた殺人

  • 十津川警部:
    警視庁捜査一課の警部。主人公。
  • 亀井定雄:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。
  • 西本明:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 日下淳一:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 青木:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 三上本部長:
    刑事部長。十津川警部の上司。
  • 原口ゆかり:
    作詞家。新宿西口にある高級マンションに在住。自宅マンションで刺殺死体となって発見された。
  • 里見:
    池袋にあるペンギンレコードの営業部長。
  • 神野幸太郎:
    作曲家。原宿のマンションで仕事をしている。原口ゆかりと交際していた。ハイパーにちりん33号の車内で死体となって発見された。
  • 神野まき:
    神野幸太郎の妻。演歌歌手。
  • 和田秀人:
    40歳。不動産会社の社長。中野に在住。御殿場の別荘で死体となって発見された。
  • 五十嵐:
    和田秀人の秘書。
  • 小坂井:
    52歳。警視庁の広報係。
  • 広田:
    大分県警の警部。
  • 秋山:
    静岡県警の警部。
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印象に残った名言、名表現

なし。

感想

本作は、東京を舞台にした短編集ではあるが、蓮台寺温泉や大分も登場するので、完全に、東京だけが舞台の作品集ではない。

いずれ劣らぬ秀作揃いの短編集ではあるが、あえて、一つを挙げるとすれば、「予告されていた殺人」であろう。

当初浮かび上がった容疑者が2人とも死亡してしまい、真犯人は意外な人物だったという、ミステリー王道のどんでん返しも用意されているし、何者かが送りつけた「殺人予告ポエム」の文章が、実に不気味である。

作詞家や作曲家、歌手たちが登場する世界観にふさわしい作品になっていた。

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