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「平戸から来た男」感想レビュー。あらすじ、舞台、登場人物

平戸から来た男小説

初版発行日 2018年12月7日
発行出版社 徳間書店
スタイル 長編

私の評価 2.0

POINT】
平戸を出奔した男が1年後、東京の教会で死んだ!?
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あらすじ

七十三歳の川野三太楼という男が東京都内の小さな教会で倒れているところを発見された。病院に運ばれたが、薬物による中毒ですでに死亡していた。川野は一年前に長崎県の平戸を出たきり消息を絶っていたという。なぜ東京の教会で発見されたのか?足取りを追うと、川野は渡口晋太郎という人物を探して各地の教会を訪ねていたことが判明した。十津川は、二人の出身地、平戸に飛び捜査を進める。そんなさなか、平戸の世界遺産登録が話題となり地元は沸くが…。

小説の目次

  1. 老人の死
  2. 遍路に似る
  3. 長崎県平戸
  4. キリシタンの村
  5. 世界遺産の道
  6. 約束
  7. 奇跡

冒頭の文

東京都内の北に小さな町があり、そこに小さなカトリック系の教会があった。

小説に登場した舞台

  • 東京駅(東京都千代田区)
  • 京都駅(京都府京都市下京区)
  • 長崎空港(長崎県大村市)
  • 佐世保駅(長崎県佐世保市)
  • たびら平戸口駅(長崎県平戸市)
  • 平戸大橋(長崎県平戸市)
  • 田平天主堂(長崎県平戸市)
  • 焼罪史跡公園(長崎県平戸市)
  • 平戸市役所(長崎県平戸市)
  • 長崎駅(長崎県長崎市)

登場人物

警視庁捜査一課

  • 十津川省三:
    警視庁捜査一課の警部。主人公。
  • 亀井定雄:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。
  • 日下淳一:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 高橋:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 西野:
    警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の部下。
  • 三上刑事部長:
    刑事部長。十津川警部の上司。

事件関係者

  • 川野三太楼:
    73歳。平戸在住。都内にあるカトリック教会で死体となって発見された。
  • 渡口晋太郎:
    69歳。川野三太楼が探していた男。

その他の登場人物

  • 中村俊行:
    52歳。都内にあるカトリック教会の神父。
  • 緒方:
    大学生。
  • 吉野:
    60歳。京都にある教会の神父。
  • 伊地知:
    名古屋にある教会の神父。
  • 北島:
    西伊豆にある教会の神父。
  • 小野:
    個人タクシーの運転手。
  • 川野太一郎:
    平戸島の集落の長。
  • 浅野:
    大学教授。
  • 近藤:
    大学教授。
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感想

本作は、平戸や佐世保などの歴史や風土、隠れキリシタンのエピソードについてを探っていく十津川警部の旅のような作品であった。

殺人事件の捜査やミステリーとしては、あまり見るべきものはない。結末まで読んだ結果、そもそもこれは事件だったのか?と首を傾げたくなるようなオチだった。

本作は、ミステリーではなく、教養を学ぶための作品なんだと思う。

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