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十津川警部シリーズの主な登場人物一覧

十津川警部シリーズの登場人物十津川警部シリーズの研究

十津川警部シリーズの主な登場人物を紹介していきます。

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十津川班の主要メンバー

十津川省三

  • 主人公。警視庁捜査一課の警部。
  • 1作目の「赤い帆船」、3作目の「消えたタンカー」では警部補だった。これ以外の作品は、警部として登場している。
  • 年齢は40歳。「赤い帆船」では30歳、「殺しのバンカーショット」では34歳、「消えたタンカー」では37歳と作品ごとに歳を重ねていったが、その後は40歳で固定されている。
  • 25歳で警視庁捜査一課の刑事になった。(「事件の裏」でより)
  • 昭和17年生まれ。(「超特急「つばめ号」殺人事件」より)
  • 東京生まれ、東京育ち。そのため、自分には「故郷」がないと思っており、東北が故郷の亀井刑事のことを羨ましく思っている。
  • 血液型はB型になっていることが多いが、O型のときもある。
  • 163センチ、68キロ。(「消えたタンカー」より)
  • 中肉中背で鋼を思わせる身体つき。(「赤い帆船」より)
  • 警視庁捜査一課の中で、一番背が低い。(「長崎駅殺人事件」より)
  • あだ名はタヌキや狼。タヌキはずんぐりむっくりとした体型から来ており、狼は一度食いついたら放さないことから来ている。(「消えたタンカー」より)
  • 若い頃のあだ名は猟犬。痩せて頬骨がとがり、鋭い目つきをしていたから。だが、35歳を越えたら太りだした。(「黙示録殺人事件」より)
  • 平刑事だったころ、殺人犯に左手を射抜かれ、右手を縛られてしまった時、相手に噛み付いたこともある。この事件の後遺症で今でも左手は少し不自由。(「消えたタンカー」より)
  • コーヒーが好き。捜査会議で事件の推理に行き詰まったときは、亀井刑事が入れたインスタントコーヒーを二人で飲んで雑談することが多い。亀井刑事がいれるインスタントコーヒーが一番美味しいと感じている。
  • 高所恐怖症で飛行機は苦手だが、事件の捜査で全国各地へ飛ぶために飛行機をよく利用する。
  • ICPO(国際刑事警察機構=インターポール)に派遣され、2年半パリで働いていたことがある。(「イヴが死んだ夜」より)
  • パリから戻った後は浅草署に勤務していたことがある。「イヴが死んだ夜」では、十津川も亀井も浅草署の刑事だった。
  • 妻の名前は直子。結婚は40歳の時で直子は35歳。見合い結婚だった。見合いのお膳立てをしたのは本多捜査一課長で、結婚式の仲人も務めた。(「夜間飛行殺人事件」より)
  • 子供はいない。
  • シャム猫を飼っている。名前は「ミーコ」。(「恋と復讐の徳島線」より)
  • 結婚式は7月21日大安吉日。(「夜間飛行殺人事件」より)
  • 新婚旅行は北海道へ3泊4日の旅行だったが、旅行先の北海道で事件に巻き込まれ、そのまま事件の捜査に当たった。(「夜間飛行殺人事件」より)
  • かつて、岩井妙子(出版社に勤務)という婚約者がいた。が、十津川がパリのインターポールで働いていた時に、妙子が浮気した。妙子の浮気相手は殺人犯で妙子も殺害されてしまった。(「イヴが死んだ夜」より)
  • 結婚前は都心近くの中古マンションに住んでいたが、結婚してすぐに三鷹に新居をかまえた。(「札沼線の愛と死 新十津川町を行く」より)
  • 寝台急行「天の川」殺人事件」では、芦花公園の近くに住んでいるとなっていたが、「祝日に殺人の列車が走る」では、世田谷区経堂に在住となっていた。
  • 世田谷区内にある公立のS高校を卒業した。バトミントン部が強い学校だった。(「十津川警部C11を追う」より)
  • 奇祭の果て 鍋かむり祭の殺人」では、都内のS大学卒業となっていたが、「阪急電鉄殺人事件」では、N大学卒業となっている。
  • 大学時代にヨット部に在籍しており、ヨット部のキャプテンをしていた。(「十津川警部の怒り」より)
  • 大学時代、湘南の海でよく泳いでいた。そのため、今でも海が好き。(「南伊豆高原殺人事件」より)
  • 大学時代、文学青年で太宰治の文章を真似て小説を書いたこともある。(「下り特急「富士」殺人事件」より)
  • 月に一日か二日、目的を決めない小さな旅に出ることがある。その理由は、凶悪犯罪を追っている毎日からリフレッシュしたいから。(「京都 恋と裏切りの嵯峨野」より)
  • 父親は69歳で病死した。(「とき403号で殺された男」より)
  • 大学教授、軍事評論家、戦後史の研究家、女子大生を集めて歴史研究会を作り、そのリーダーになったことがある。(「暗号名は「金沢」 十津川警部「幻の歴史」に挑む」より)
  • 定年退職後は、クルーザーを一隻買って南太平洋をクルージングするという夢がある。(「消えた乗組員」より)

亀井定雄

  • 警視庁捜査一課の刑事。十津川警部の相棒。
  • 通称「カメさん」。
  • 小太りで丸顔。汗かきである。
  • 年齢は45歳で十津川警部の5歳年上の設定。
  • 阿蘇殺人ルート」では、亀井が40歳で十津川が45歳だった。また、「発信人は死者」では、亀井が35歳で十津川が37歳だったこともある。
  • 昭和一桁生まれ。(「終着駅殺人事件」より)
  • 青森県生まれで高校時代は仙台で過ごし仙台にある高校を卒業したという設定が最も多い。だが、「終着駅殺人事件」では、仙台で生まれ、父の仕事ですぐに青森に行き、青森の高校を卒業したとなっていることもある。
  • 高校時代は柔道部に在籍していた。(「松島・蔵王殺人事件」より)
  • 高校を卒業すると同時に上京した。(「おおぞら3号殺人事件」より)
  • 上京仕立ての20代の頃、しばらく中野に住んでいた。(「姨捨駅の証人」より)
  • 苦労人だからエリートが嫌い。(「おおぞら3号殺人事件」より)
  • 妻の名前は公子。長男は健一。娘はマユミの4人家族。
  • 何度か住居が変わっている。「特急「白鳥」十四時間」では、公団住宅に住んでおり、「津軽・陸中殺人ルート」では、国立駅から車で15、6分の借家に住んでいた。また、「二階座席の女」では、東京都三鷹市に在住となっていた。
  • マンションでメス猫を1匹飼っている。(「夜が殺意を運ぶ」より)
  • 車の運転がプロ級で国内A級ライセンスを持っている。(「消えたタンカー」より)
  • 趣味の一つに釣りがある。(十津川警部「射殺」より)
  • 俳句をたしなむ。(「松山・道後十七文字の殺人」より)
  • 好物はカレーライス。(「京都駅0番ホームの危険な乗客たち」より)また、複雑な食べ物ではなく、カレーライスやラーメンなど、シンプルな食べ物が好きだとたびたび口にしている。
  • 夢は「警察を退職したら、東北の片田舎に住んで、川で魚を獲り、山に登って、ぼんやり青空を眺めること」。(「謎と殺意の田沢湖線」より)
  • 父親は国鉄の職員だったが、12年前に死亡している。母親も10年前に死亡している。(「終着駅殺人事件」より)
  • 妹の名前は井上菊子。既婚で娘がいるが、菊子の娘・由紀が事件に巻き込まれて射殺される事件が起こった。(「高原鉄道殺人事件」より)

西本明

日下淳一

北条早苗

三田村功

  • 十津川班の若手刑事。北条早苗刑事とコンビを組むことが多い。
  • 柔道二段、空手二段。(「九州新特急「つばめ」殺人事件」より)
  • 十津川班の中で一番絵が上手い。(「犯人は京阪宇治線に乗った」より)
  • 写真嫌い。撮るのも撮られるのも嫌い。(「桜の下殺人事件」より)
  • 高知県の生まれ。(「十津川警部の標的」より)
  • 幼い時に両親を亡くし、姉の友子と二人、叔父夫婦に育てられた。叔父の吉田健太郎と叔母の文子は、浅草にある食堂「とちしん」を営んでいる。(「L特急「しまんと」殺人事件」より)
  • 姉の友子は結婚して、現在は福島県内に住んでいる。(「L特急「しまんと」殺人事件」より)
  • 以前、三鷹にある警察の独身寮に住んでいた。
  • 北の女が死んだ」では新中野駅近くのマンションに在住していたが、「桜の下殺人事件」では、三鷹市内のマンションに在住となっている。
  • 事件の犯人を追い、鹿児島県の西大山駅まで来たが、犯人に狙撃され負傷したことがある。あと3センチ心臓よりに命中したら即死していた。(「火の国から愛と憎しみをこめて」より)
  • 自宅近くのスーパーでアルバイトをしていた本橋久美という女性と交際していたことがある。知り合って8ヶ月で結婚を申し込んだが、結婚に至らなかった。(「ワイドビュー南紀殺人事件」より)
  • 日野由加という女性と交際していたことがある。一緒に西浦温泉へ旅行へ出かけた際、日野由加がホテルの板前を刺した後に自殺する事件が起きた。(「桜の下殺人事件」より)
  • 事件の捜査で知り合った吉田あやかという女性と結婚した。(「L特急「しまんと」殺人事件」より)

片山明

田中大輔

  • 十津川班の若手刑事。片山刑事とコンビを組むことが多い。
  • 三田村刑事より2歳年上だが、同期で警察に入った。(「ワイドビュー南紀殺人事件」より)
  • 捜査一課で一番大きな体格。「夜行列車の女」では身長190センチとなっていたが、「琵琶湖周遊殺人事件」では、身長180センチ、体重100キロ近くになっている。
  • 滋賀県長浜市出身。(「琵琶湖周遊殺人事件」より)
  • 両親は長浜市内の琵琶湖岸にある旅館「北の館」を営む。(「琵琶湖周遊殺人事件」より)
  • 2人兄妹の長男で妹に20歳の佐枝がいる。(「琵琶湖周遊殺人事件」より)
  • 十津川班の片山刑事と同じ大学出身で同じラグビー部出身。(「夜行列車の女」より)
  • ラグビーのポジションはFWだった。(「南伊豆殺人事件」より)
  • 東京都国立市内のマンションに在住。(「琵琶湖周遊殺人事件」より)
  • 身体に似合わず優しい男。捜査一課に配属当初、十津川は「優しすぎて刑事には向かないのではないか」と思っていた。(「琵琶湖周遊殺人事件」より)
  • 平凡を絵に描いたような男。捜査会議ではほとんど発言したことがない。命ぜられたことは過不足なく、きちんとやり遂げるが、自分の意見を主張するようなことはない。(「日本一周「旅号」殺人事件」より)

清水新一

  • 十津川班の若手刑事。27歳。
  • 東京都三鷹市内のマンションに在住。(「志賀高原殺人事件」より)
  • 西の終着駅の殺人」では、鹿児島県枕崎市の出身となっていたが、「十津川警部・怒りの追跡」では、北海道函館市出身となっている。
  • 高校時代は函館市内の高校に通い、サッカー部だった。大学は札幌の大学に進学。その後上京して刑事になった。(「十津川警部・怒りの追跡」より)
  • 弟は函館K高校に通っており、野球部で4番ライト。弟が野球の試合中に何者かに刺殺されてしまう。(「十津川警部・怒りの追跡」より)
  • 恋人にS大学4年生・24歳の広田みや子がいたが、清水刑事と志賀高原へスキー旅行に出かていたところ、清水刑事の目の前で広田みや子が射殺されてしまった。(「志賀高原殺人事件」より)
  • 1991年刊行の「十津川警部・怒りの追跡」で殉死したが、1994年刊行の「奥能登に吹く殺意の風」でも殉死した。が、その後も登場している。(十津川班に複数の清水刑事がいる可能性もあり)

小川

  • 十津川警部シリーズの初期作品に登場していた十津川班の刑事で、亀井刑事と並ぶ十津川警部の片腕的な存在だった。通称「カワさん」。
  • 1975年4月刊行の「消えたタンカー」から1982年11月刊行の「寝台特急「紀伊」殺人行」まで登場していた。
  • 年齢は38歳。28歳だったこともある。
  • 岩手県盛岡市出身。
  • 鉄道マニア。(「ミステリー列車が消えた」より)
  • 妻の名前は新藤幸子。青森の女性で亀井刑事から紹介されて知り合う。1年の交際期間を経て結婚した。結婚式は共済会館で行い、仲人は本多捜査一課長だった。(「新婚旅行殺人事件」より)
  • 新婚旅行に2泊3日で盛岡へ出かけたが、盛岡へ向かう途中の特急列車の中で、妻が爆破事件にあい、命を落とす。(「新婚旅行殺人事件」より)

津村進

  • 西本刑事の殉職後、十津川班に配属された若手刑事。28歳。
  • 琴電殺人事件」で初登場。
  • 世田谷区北沢にある一軒家に両親と暮らしていたが、両親が絞殺されてしまい、両親殺害の容疑者にされてしまったことがある。(「リゾートしらかみの犯罪」より)
  • 高校時代は空手をやっていた。高校卒業後、S大学に進学。(「リゾートしらかみの犯罪」より)

十津川警部の上司

本多時孝

  • 警視庁捜査一課長。十津川の直属の上司。
  • 十津川警部と直子の結婚式で仲人を務めた。
  • 十津川警部に理解を示してくれることが多い。三上刑事部長との間に入ってもうらこともある。
  • 50歳。(「十津川警部とたどる時刻表の旅」より)
  • 小太り。(「消えた乗組員」より)
  • 寡黙で自分の意見をあまり口にしない。(「十津川警部の対決」より)
  • 郊外に敷地50坪の家を持ち、妻がいて、子供は二人。1ヶ月の小遣いは5万円前後。自分を平均的な日本人だと思っている。(「阿蘇殺人ルート」より)
  • なお、十津川の警部補時代の捜査一課長は、本多ではなく藤原捜査一課長だった(「一千万人誘拐計画」より)。また、初期作品の「真夜中の構図」では、本橋捜査一課長だった。

三上

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家族

十津川直子

  • 十津川警部の妻。
  • 年齢は35歳で十津川警部の5歳年下。(「阿蘇幻死行」より)
  • 探究心と好奇心が旺盛で、十津川警部の捜査に入り込んできて、直感力を活かした推理を働かせて事件解決の糸口を作ることも多い。「由布院心中事件」では十津川警部と一緒になって由布院に行ったり、ニューヨークに行って二人で捜査をした。
  • 夜行列車「日本海」の謎」では、犯人の罠にはめられて殺人事件の容疑者にされてしまったこともある。
  • 語学が堪能。(「十津川警部とたどる時刻表の旅」より)
  • 十津川警部とは再婚だった。最初の夫は脇坂和男。商社に勤めるエリートサラリーマンだったが、性格の不一致を感じ、結婚から1年で離婚した。(「夜行列車「日本海」の謎」より)
  • 旧姓は西山。(「十津川警部とたどる時刻表の旅」より)
  • 大阪出身。(多くの作品では大阪出身となっているが、「小浜線に椿咲く頃、貴女は死んだ」では東京出身となっていた。)
  • 大阪にいる直子の叔母・治子は資産家で、数十億円の資産がある。十津川警部は捜査で必要ならば妻・直子に頼んで、刑事では払えないような高額な買い物をすることがある。
  • 愛車はミニクーパーS。(「死者はまだ眠れない」より)
  • 毎朝、近所をジョギングするのが日課。(「寝台急行「天の川」殺人事件」より)
  • 行きつけのスーパーのペットコーナーでゴールデンレトリバーと目が合い、一目惚れし、ゴールデンレトリバーを飼い始めた。(「伊勢路殺人事件」より)
  • 十津川警部と結婚するまでは、新宿にあるサン・デザイン工房でインテリアデザイナーとして働いていた。(「夜行列車「日本海」の謎」より)
  • 高校卒業後は東京の大学に入ったが、京都に憧れて、途中で退学し、京都のK女子大学に入り直している。(「小浜線に椿咲く頃、貴女は死んだ」より)
  • 京都K女子大では、4人の友人とともに美女軍団5人組と言われていた。(「小浜線に椿咲く頃、貴女は死んだ」より)

亀井公子

  • 亀井刑事の妻。
  • ほとんどの作品では名前が「公子」となっているが、「見知らぬ時刻表」では「君子」という名前で登場したこともある。
  • 山形市内出身。(「九州観光列車の罠」より)

亀井健一

  • 亀井刑事の息子で長男。
  • 大の鉄道好きで鉄道マニア。亀井刑事が非番の日に、一緒に鉄道旅行をすることが多い。
  • 健一の鉄道の知識によって、難解な列車トリックの謎がすんなり解けることがたびたびある。

亀井マユミ

  • 亀井刑事の娘。
  • ほとんどの作品では「マユミ」の名前で登場するが、「二階座席の女」では「みどり」の名前で登場したこともある。
  • 特急「しなの21号」殺人事件」では、十津川警部たちが追っていた犯人に人質として誘拐されてしまったことがある。

探偵・新聞記者

橋本豊

  • 私立探偵。
  • 年齢は28歳や30歳の場合が多いが、「特急ゆふいんの森殺人事件」で、橋本豊は若手の西本刑事(26歳から28歳の設定)の2歳年下となっているので、矛盾がある。
  • 十津川警部が警察としての捜査ができないとき、橋本豊に私的に捜査の依頼をすることが多い。捜査費用は十津川のポケットマネーから出すことがほとんどである。
  • 元警視庁捜査一課の刑事で、十津川警部の部下だった。
  • 勇敢で正義感が強い。忍耐力もあり刑事向きであると、十津川警部は橋本の能力を高く評価していた。
  • 身長173センチ、70キロ。背がひょろりと高い。(「夜行快速えちご殺人事件」より)
  • 北国出身。「北帰行殺人事件」では北海道稚内市出身となっていたが、「死を呼ぶ身延線」では宮城県出身となっていた。また、「「雪国」殺人事件」では山形県出身となっていた。
  • 大学卒業後、警察に入り、25歳で警視庁捜査一課に配属。(「祖谷・淡路 殺意の旅」より)
  • 警視庁を退職した理由は、恋人の女子大生・古川みどりが集団暴行され自殺。橋本豊は暴行犯を半殺しにし、刑務所に入ったため。(「北帰行殺人事件」より)
  • この事件で1年間の実刑をうけ、網走刑務所に1年間、服役した。(「下り特急「富士」殺人事件」より)
  • 網走刑務所を出所後すぐはトラックの運転手をしていたが、十津川警部が事件の捜査で行方不明者の捜索を橋本豊に依頼した。この一件がきっかけで私立探偵をはじめることになった。(「伊勢・志摩に消えた女」より)
  • 北帰行殺人事件」で橋本豊に唯一味方した雑誌記者の青木亜木子は、橋本が網走刑務所を出所後も、迎えに来てくれるなど、深い関係があり、「下り特急「富士」殺人事件」では、ともに宮崎県を訪れ、事件の捜査をした。が、恋人関係にはなっていない。
  • 自宅や事務所をたびたび移転している。「特急ゆふいんの森殺人事件」では、東京都大田区の蒲田にある賃貸マンションが自宅兼事務所になっていたが、「オリエント急行を追え」では、新宿のビルに事務所をかまえていた。さらに、「五能線の女」では、四谷三丁目の雑居ビルが自宅兼事務所だったが、「十津川警部 愛と祈りのJR身延線」では、東京都中野区にある2LDKのマンションが自宅になっていた。
  • 探偵事務所の秘書兼金庫番に田中ゆかり25歳がいる。(「わが愛 知床に消えた女」より)
  • 同業の私立探偵・佐々木恵美と一緒に渋谷で「ツイン探偵事務所」を立ち上げたことがあるが、佐々木恵美は事件に巻き込まれて死亡した。(「私が愛した高山本線」より)
  • 愛車は中古のミニ・クーパーS。(「祖谷・淡路 殺意の旅」より)
  • 私立探偵を始めた当初は中古のバイクに乗っていたが、3年目になって軽自動車に乗り換え、5年目に黄色いポルシェに乗り換えた。(「君は、あのSLを見たか」より)
  • 父親の晋作は、サラリーマンを55歳で退職し、小さな土産物店を営んでいたが、身延山久遠寺へ出かけたとき、富士川で死体となって発見された。(「死を呼ぶ身延線」より)
  • 母は北海道稚内市で旅館を営んでいたが、旅館をたたみ、妹が住む釧路市へ引っ越した。(「北帰行殺人事件」より)
  • 妹のみどりは、「北帰行殺人事件」では、北海道釧路市在住で既婚となっていたが、「死を呼ぶ身延線」では九州に嫁いでいるとなっていた。

田島/田口

  • 中央新聞社会部の新聞記者。十津川警部の大学時代の同級生。
  • 「田島」という名前で登場することが多いが、シリーズ前半では「田口」の名前で登場することも多い。田島や田口以外の名前で登場したこともあり、「18時24分 東京発の女」では「田原」の名前で登場し、「黙示録殺人事件」では、「田名部」の名前で登場した。
  • 政治・経済関係に強く、十津川警部が事件の捜査で政治・経済界の事情を知りたいとき、田島を呼び出して話を聞くことが多い。
  • 十津川警部が田島に情報を聞きたい時は、「久しぶりに、一緒に、夕食を食べないか?もちろん、私が奢るよ」が合図。新宿の天ぷら屋で話を聞くことが多い。
  • 中央新聞の記者として登場することがほとんどだが、「黙示録殺人事件」では、東西新聞社会部の記者として登場。「二つの首相暗殺計画」では、毎朝新聞の記者として登場した。また、社会部の記者ではなく、社会部のデスクとして登場したこともある。
  • 日本一周「旅号」殺人事件」では、社会部ではなく政治部の記者として登場した。
  • 竹久夢二 殺人の記」で、岡山市局長に就任したが、その後の作品では、東京勤務の社会部記者に戻っている。
  • 午後の悪魔」では、四ツ谷三丁目のマンションに在住となっていたが、「殺人列車への招待」では、自宅最寄り駅は大船駅となっていた。

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